前日の米国株安を嫌気し、朝方から売りが先行し、日経平均は21670円で寄り付き、安寄りでスタート。
9時5分に21613円まで下げ、200円以上下落しましたが、そこからは下げを縮小する展開に。
10時11分に21818円まで戻した後は、小安い水準で一進一退の動きとなり、▲42円の21803円で終了しました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
なお、本日下落となったことで、11月に入ってから継続している、上げと下げが交互に続くという動きは今日も継続する形になりました。
本日、小幅ながらも下落となったことで、日経平均PERは前日よりも更に低下。
12.26倍となり、今年の最低水準である3月23日の12.22倍に並びました。
上げと下げが交互に続く動きは依然として継続中
昨日のNY市場は下落となり、主要3指標の戻りに対する下落率は、それぞれ以下の通りとなっています。
①NYダウ
24122(10/29)の安値から26277(11/8)の戻り高値まで2155ドル上昇。
そこから昨日の安値24935まで下げたので、戻り高値からの下げ幅は▲1342。
戻りに対する下落率は62.2%。
②s&p500
2603(10/29)の安値から2815(11/7)の戻り高値まで212上昇。
そこから昨日の安値2685まで下げたので、戻り高値からの下げ幅は▲130。
戻りに対する下落率は61.3%。
③ナスダック
6922(10/29)の安値から7572(11/7)の戻り高値まで650上昇。
そこから昨日の安値7101まで下げたので、戻り高値からの下げ幅は▲471。
戻りに対する下落率は72.4%。
戻りに対する下落率のメドは、一応、61.8%がベースとなるのですが、NYダウとナスダックは61.8%を超える下げとなっており、s&p500は辛うじてその水準を維持しているという形になります。
この点から見ますと、10/29につけた安値をこの先、再度割り込む可能性の方が高いのではないかと考えます。
NY市場がこの先、再度割り込む形になると、日経平均も10/26につけた安値20971円を割れてくる事になると思います。
なお、前述したように、上げと下げが交互に続くというパターンは依然として継続中なので、明日もこのパターンが続くとしたら今度は上げる事になります。
今のところ、このパターンが続ている事もあるせいか、11/13にがくっと下げた後は揉み合う動きになっています。
ただ、どこかでこのパターンが途切れると、再び動きが出てくる可能性があるかもしれないので、どこまでこのパターンが続くのかという点については、一応、気に留めておいた方がいいような気がしております。