今日の日経平均は21107円で寄り付き、前日水準でスタートした後、21000円の大台を割り込み、9時30分に20880円まで下落。
10/26の安値20971円を下回りました。
新規上場のソフトバンクが公開価格を割り込み、下値を模索したことも投資家心理を冷やしました。
ただ、それ以上売り込む動きにはならず、10時39分には21168円まで上昇。
一時はプラス圏内に戻る場面もありました。
それ以降は再度マイナス圏に下げる動きとなり、▲127円の20987円で終了。
日経平均は続落で、約2か月ぶりに21000円の大台を割れる形になりました。
売買代金は前日よりも増加して2.8兆円台でした。
安値割れでここから更に安値を広げていく形になるのか、それとも、更に売られる形にはならずに反転となるのか?
12/17の記事で、「20971(10/26)の安値を割り込んでくるのは、今週中にも到来すると考えている」と書いたのですが、本日、同安値を下回ってきました。
ただ、安値割れとなったものの、一段と売り込んでくるような動きにはなりませんでした。
なお、本日の下げで、日経平均PERも11.73倍まで低下し、昨日に続き、今年の最低水準を更新しました。
新安値銘柄も692で、昨日の723まではいかなかったものの、比較的高水準を維持する形となりました。
本日、安値更新となったことで、この下げがどこまでいくのか、という点が当面の焦点となります。
現状では、12/14の記事で書いた、20000~20500円あたりを一つの下値メドとして考えています。
ただ、ここまでの下げ方を見ていると、安値割れで底抜けになるという動きではなく、比較的落ち着いた動きになっているような感じもします。
となると、あまり大きくは下げずに一旦反転に転じるというパターンも考えられなくはないです。
ここから更に安値を広げていく形になるのか、それとも、更に売られる形にはならずに反転となるのか、現時点ではちょっと判断しづらい所になります。
なお、先物の売りもけっこう嵩んできている状況にあるので、どこかで反転に転じる局面があると思います。
それが間もなく到来するのか、それとも、ここから更に下に行った所でその局面は到来するのか?
正直、判断しづらい所になるので、もうしばらく、動向を見て行く必要があるかと考えます。