前日のNYダウは小幅安でしたが、米中通商協議の進展期待から外為市場で円安が進行。
日経平均は20442円で寄り付いた後、3連休前に大幅安となっていた反動もあり、買い戻しが優勢となり、一段高の展開に。
大引け前の14時59分につけた20885円が日中高値となり、+531円の20864円で終了。
高値引けで取引終了となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台でした。
なお、先週金曜日の下げ幅が▲418円に対して、今日の上げ幅が+531円なので、1日で金曜日の下げをカバーしました。
また、今日の上昇で、2/7~8にかけて空けたマド(20665~20562円)と、2/6~7にかけて空けたマド(20844~20860円)を早々に埋めてくる形になりました。
ここから20981(2/5)の戻り高値を抜けてくると、日柄調整はまだとなるが‥‥
先週金曜日に大きく下げたので、2/8の記事で、ここから日経平均は19000円あたりまで下落し、2点底をつける展開となるかと書きました。
しかし、本日急反発となり、前日の下げ幅を1日で埋めた他、2日続けて空けていたマドをも埋める展開となったので、20981(2/5)の戻り高値からの調整は20315(2/8)で早々に終了となった可能性も出てきました。
18948(12/26)の安値から20981(2/5)の戻り高値まで、2033円上昇。
それに対して、20981(2/5)の戻り高値から20315(2/8)まで666円下落しているので、直近の上げ幅に対してちょうど1/3程度押し目を入れた後、反転する形になっています。
上げに対して1/3程度の押しを入れているので、値幅的には押し目を入れたと見る事ができますが、日柄的には18948(12/26)の安値から20981(2/5)の戻り高値まで、上げの日柄が25日(両端入れ)。
それに対して、20981(2/5)の戻り高値から20315(2/8)まで、下げの日柄がわずか4日なので、日柄的には押し目を入れたと見るのは早すぎるような感じもします。
(日柄調整を入れるとしたら、2週間~1ヶ月程度、調整を入れる形になってもおかしくないと考えています)
なお、本日、20900円に近い所まで一気に上げてきたので、ここから20981(2/5)の戻り高値を抜けるのかという点が目先の焦点となります。
早々に戻り高値を超えてくると、日柄調整はまだとなりますし、ここで早々に戻り高値を超えられないと再度押し目をつけにくる可能性もまだあると思われます。
なかなか動きが読みづらい状況が続きますが、先週金曜日あたりから動きが出てきているようにも感じますので、ここからどう動いてくるのか、引き続き動向を注視していきたいと思います。