米中通商協議の先行き懸念から前日のNY市場が下落。
これをうけて、今日の日経平均は20510円で寄り付き、安寄りでスタートしました。
その後、9時27分に20562円まで戻したものの、再度売りに押される展開となり、14時6分には20315円まで下落。
明日からの3連休を控えて押し目を買う動きは鈍く、売り一巡後も安値圏でもみ合う形となり、▲418円の20333円で終了。
今年2番目の下げ幅で終わる形となりました。
なお売買代金は前日よりも増加して2.8兆円台でした。
昨日の日経平均の日中安値が20665円に対して、今日の日中高値は20562円だったので、昨日に続き、2日続けてマドを空けて下げる形になりました。
また、5日線の水準(今日の時点で20737円)を明確に割れた他、25日線の水準(今日の時点で20528円)も下回りました。
当初想定よりも 頭打ちとなるタイミングが後ずれしたが‥‥
1/30の記事では、以下のようなコメントを書きました。
「一目均衡表の遅行線が陽転しそうな所に近づいてきたところで、指数が下落に転じるというパターンの動き方も比較的よく見られるので、今は遅行線が陽転する可能性よりも、陽転できずに指数が下げに転じる可能性の方に留意すべき所になるのではないかと考えます」
よって、1/31あたりで頭打ちとなる可能性を当初は想定していました。
しかし、指数はその後も上昇し、2/1には一目均衡表の遅行線が陽転入りし、2/5には20981円で戻り高値を更新する形となったので、当初の想定よりも指数が頭打ちとなるタイミングが後ずれしました。
が、昨日と今日の下落で、18948(12/26)からの戻りは20981(2/5)で頭打ちとなり、以降は従来から書いてきております、ダメ押しの下げを入れる展開に入ってきたと考えられます。
なお、昨日の記事で、「ダメ押しを入れるとしたら、日経平均で2万円をやや下回るぐらいの水準まで押しを入れる形となるか」と書いたのですが、今日1日の下げで20300円あたりまで下げる動きとなりました。
この動き方からしますと、下値はそこでは止まらず、18948(12/26)の安値に近い、19000円あたりの水準まで下げてくる形になるのかもしれません。(今日の動きからすると、こちらの見方の方が強くなってきたような感じもします)
この場合は、18948(12/26)の安値に近い所で下げ止まり、所謂、2点底になって、以降、反発という流れになるかと思われます。
しかし、仮にそこでも止まらない場合は、12/25の記事で書いた18000~18500円レベルまで行ってしまう可能性もあるかもしれません。
今まで戻り基調にあるものの、今一つ、その勢いに欠けるという、なんとも中途半端な動きが続いてきましたが、ここにきてやっと動きが出てきました。
来週以降、どこまで下げる動きになるか、要注目です。
なお、ここからは、どこまで下げるのか見極めながら、押し目を入れるタイミングを考えていく局面になると考えます。