前日の米国市場でハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、半導体・電子部品株に買いが先行。
今日の日経平均は21425円で寄り付いた後、上げ幅を徐々に拡大する展開に。
上値抵抗と見られてた200日線(今日の時点で21535円)を難なく抜けると、13時39分に21686円まで上昇。
前日比で270円程度上げる場面もありました。
それ以降は高値圏でもみ合う展開となり、引けは+204円の21620円で終了。
日経平均は200円超えの上げとなりましたが、先物主導での上げと見られることから商いは今日もそれほどは盛り上がらず。
売買代金は前日と同程度の1.6兆円台でした。
ゴールデンクロス示現と共に、壁になると見られていた200日線もあっさりと抜ける
7月に入ってから日経平均は、7/1~12にかけて200日線を上回りました。
そして、その翌日の7/16から昨日までの5日間(両端入れ)同線を下回った後、本日、6日ぶりに200日線を回復する動きとなりました。
なお、本日の上げで25日線の水準(今日の時点で21451円)が75日線の水準(今日の時点で21449円)を上回り、やっとゴールデンクロス(GC)が示現する形になりました。
7/5に記事を書いた時は、7/16~19の週にGCが示現するのではないかと見ていました。
しかし、7/18に一時的に400円以上下げた影響などもあり、当初想定していた時期よりも1週間後ずれしてGCが示現する形となりました。
なお、本日、200日線を上に抜けると共に、GCが示現する形になった他、このところ円高傾向が続いていたドル円も6/25の106円70銭程度が当面の下値となり、円安方向に反転するような兆しが出てきました。
このため、昨日の記事で書いたような動き(8月あたりに昨年9月に見られたような短期間で上がる局面がある)がここから出てくる可能性もあるのではないかと考えております。
なお、そのような動きとなる為には、まずは、7/2につけた21784円の戻り高値を抜けてくる必要があるので、当該戻り高値を早々に超える事ができるのかという点が目先、注目されるポイントとなってきます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。