本日の日経平均は前日の欧米株安の流れをうけて20489円で寄り付き、190円程度安い水準でスタート。
ただ、その後の安値は9時2分につけた20482円で、そこからは下げ幅を徐々に縮める展開に。
大引け前の14時59分に20626円で日中高値をつけ、高値圏で取引を終えました。
下げ幅を縮小するかたちになったのですが、プラス圏までは浮上できず。
日経平均は▲58円の20618円で終了。
4日ぶりに反落となりました。
23日のパウエルFRB議長の講演を控えて今日も商いは盛り上がらず。
売買代金は前日に続き、今日も1.5兆円台と薄商いでした。
売り超の状態が解消に向かう際、指数も上げに転じてくるのではないかというのが現時点における見方
8/6に20110円で安値をつけてから2週間程度経過しているのですが、そこから大して上がらず、20700円あたりが戻りの限界という動きが続いています。
ただ、ここのところ、安く始まった後、高く引ける動きが続いてきているので、日足の形状としては陽線をつける日が多くなっています。
また、本日発表になった8/16時点の裁定残高も、買い残が4351億円に対して売り残が1兆6293億円。
買い残の今年最低水準は6/21の3963億円なので、直近の水準はほぼボトム圏といえます。
それに対して売り残の水準は、前週の1兆3919億円からまた更に増えて1兆6293億円となっております。
売り残のこの数値は、過去最多の水準になると思われます。
なお、買い残よりも売り残の方が多いという状態が6月中旬あたりから続いているので、期間的には2か月近く売り超の状態が続いているという事になります。
これだけ長く売り超の状態が続くという事は珍しい事になるので、いずれこの状態が解消に向かうのではないかと考えています。
その際、指数も上げに転じてくるのではないかというのが現時点における見方となります。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。