前週末の米国株式市場は大幅続伸。
これをうけて今日の日経平均は21445円で寄り付き、35円程度高い水準でスタートしました。
9時4分に21475円まで上げたものの、そこからは値を落とし、10時22分には21328円まで下落。
一時80円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、それ以上は下値を売り込む動きとはならず、全般的には今週10、11日に開かれる米中通商協議を見極めたいとして様子見ムードが強い1日でした。
最終的には▲34円の21375円で終了。
日経平均は反落で引けました。
なお、売買代金は様子見ムードが強かったこともあり、1.5兆円台にとどまり、低迷しました。
NYダウとs&p500の5日線が下向きから上向きに変わると、再び戻り方向に回帰する可能性もあるが……
前週のNY市場は、火曜、水曜日に大きく下落した後、木曜日、金曜日は反発となりました。
とくに、金曜日も上げとなったことで、火曜から水曜日にかけて空けたマドを早々に埋め、5日線も上回るかたちになりました。
なお、主要3指数でみると、NYダウとs&p500は5日線が下向きなのですが、ナスダックは戻りがよく、同指数のみ5日線が上向きになりました。
これら指数の週足の形状を見ると、下ひげを残す感じで終了しているので、この形からすると取りあえず今週は先週後半の流れを引き継いで反転しそうな感じもします。
10月3日の記事では、日米ともにマドを空けて株価が急落となったので、先行きは要警戒かという記事を書いたのですが、日本株は当該マドをまだ埋め切れていないものの、NY株は先週金曜日の段階で早々にマドを埋めるという形になったので、先行き要警戒とする見方は少し早かったのかもしれません。
なお、NYダウとs&p500の5日線が下向きから上向きに変わると、再び戻り方向に回帰する可能性が出てくるのですが、それが実現せずに再び株価が下げてくると、先週後半の反発は一時的な戻りだったという事になり、先行き要警戒とする見方は変わらずということになります。
ここからボラティリティ(予想変動率)が高い動きになってくるのかもしれないのですが、目先的にはその辺りが注目されるところになるかと思われます。