米中閣僚級通商協議が部分合意に達したことで投資家心理が好転。
朝方から幅広い銘柄に買いが先行して、日経平均は22063円で寄り付き、22000円の大台を回復してスタート。
為替が1ドル108円台で安定的に推移したこともあり、今日は終始買い優勢の展開となり、大引け前の14時56分に22219円まで上昇。
そのまま日中の高値圏で取引を終え、+408円の22207円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.3兆円台で、先週の金曜日に続いて2兆円の大台にのせるかたちになりました。
1年近く継続して下げてきた200日線は、暫くの間、上昇傾向が続く
先週金曜日の日中高値は21820円だったのに対して、今日の同安値は22049円だったので、220円近くマドを空けて上昇となりました。
先週金曜日もマド空けでの上げだったので、これで2日連続でマドを空けての上げとなりました。
ただ、日中高値は22219円までだったので、22255(9/19)の直近高値までわずかに届かずでした。
先週金曜日から上げに勢いがついてきているのですが、この上昇をうけて、日経平均の200日線も10/9の21205円を底に上げに転じてきており、今日の時点で同線は21213円となっています。
日経平均の中期的なトレンドを見るうえで、200日線がどちらの方向を向いているのかを見るのは重要なポイントになるのですが、同線は昨年10月に下落に転じてからここまで継続して下げてきました。
しかし、10/10から上げに転換しており、また、現時点から200日前の株価水準は昨年12月の急落をうけてこれから暫く、今よりも低い水準に位置する傾向にあります。
現時点よりも200日前の株価水準が低くなると、200日線のトレンドは上向きになるので、ここから暫くの間は同線の上昇傾向は続くという事になります。
なお、前回同線が継続して下落から上昇に転換したのは、2016年11月になります。
この時の日経平均は17000円台だったのですが、そこから2018年10月の24000円台まで上げることになりました。(200日線が下落から上昇に転換してから、約2年上げることになりました)
今回の場合、そこまで長い期間上げが続くとは考えにくいのですが、暫くの間は上げ優位の動きが続くのではないかと考えます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。