米中通商協議に対する不安感などが後退し、前日の米国株式市場が上昇した流れを引き継ぎ、今日も朝方から幅広い銘柄に買いが先行。
日経平均は22479円で寄り付き、本日も高寄りでスタートしました。
寄り後の9時6分に22615円まで上げ、一時は400円以上高くなる場面もあったのですが、そこから売りに押される展開となり、13時17分に22434円まで下落。
ただ、それ以上下押しする動きにはならず、そこからやや戻して本日の取引は終了。
日経平均は+265円の22472円で、4日続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.4兆円台。
騰落銘柄数は、値上がり1513銘柄に対して、値下がりが561銘柄で、3日連続で値上がり銘柄は1000を超えました。
一旦スピード調整は入るかもしれないが、依然として戻り地合いは継続か
本日の高値は22615円まであったので、22255(9/19)の直近戻り高値を抜けてくるとともに、22362(4/24)も抜けてきたので、年初来高値更新となりました。
TOPIXも今日の高値は1646まであったので、こちらも年初来高値更新となりました。
というわけで、ここにきて指数の動きは良くなってきているのですが、
昨日の日中高値が22219円だったのに対して、今日の同安値は22434円だったので、前日に続き今日も200円弱マドを空けて上昇となったので、先週の金曜日から、マド空けでの上昇はこれで3日連続となりました。
マド空けでの上げが3日続くと、形状としては、所謂、「三空」となります。
「三空踏み上げに売り向かえ」と言う相場格言があるように、上昇局面でマドを三回続けて空けると、一般的には天井警戒となります。
ただ、暫く上昇局面が続いた後での上げ三空は要警戒となるのですが、現状、上げているとは言え、上げの期間がそう長く続いているわけではありません。
また、裁定残高も依然として売り超の状態が継続しているので、ここで戻り終了とはならないと思われます。
ただ、先週後半あたりから上げのピッチが速くなっている為、短期的にはスピード警戒で上げのピッチが一旦緩む可能性はあるのではないかと考えます。