前日の米国株式市場は、企業決算は堅調だったものの低調な米経済指標と米中関係に
対する不透明感が拭えず、小幅に反落。
これをうけて今日の日経平均は22451円で寄り付き、小幅下落でスタート。
その後、9時4分に22424円まで下げた後は切り返しに転じ、10時22分には22522円まで上昇。
50円程度プラスになる場面もありました。
が、買いは続かず、引けは▲21円の22451円で終了。
日経平均は5日ぶりに反落でした。
なお、今日は寄り値と引け値がほぼ同値だったので、日足の形状は十字線となりました。
売買代金は前日よりも減少して1.9兆円台で、久しぶりに2兆円に届かずでした。
昨年12月26日につけた18948円の安値から、3波構成の戻り波動が進行中か
日経平均は、昨年12月26日につけた18948円の安値から、戻り波動(上昇波動ではなく、調整波動の中の戻り相場)が進行中と想定しています。
この戻り波動は、aーb-c波の3波構成の戻り波動になり、現状はc波の戻りをやっているところと見ています。
a波:18948(2018年12月26日)⇒ 22362(2019年4月24日)
b波:22362(2019年4月24日) ⇒ 20110(2019年8月6日)
c波:20110(2019年8月6日) ⇒ 現在進行中
上記のうち、a波の上げ幅は3414円になるので、仮にa波とc波の上げ幅が同じとなると、c波の上値メドは23500円程度となります。
7月2日の記事で、「日経平均は今年の8~10月ぐらいにかけて23500~24000円まで上げるというのが基本的な見方」という事を書いたのですが、その後、当時はb波の下値としてみていた20289(2019年6月4日)を割れたので、波動構成の見方は若干修正となりました。
ただ、b波の下値は20110(2019年8月6日)で、当初下値として想定していた20289(2019年6月4日)とあまり変わらなかったので、上値の見方としては結果としてあまり変わらずとなりました。
なお、a波の期間が4ヶ月程度で、b波の期間が3.5ヶ月程度なので、c波が終了となるのは11月中旬から12月上旬あたりになるのではないかと現状では考えております。