先週金曜日のNY市場は下落でしたが、今日の日経平均は22541円で寄り付き、50円程度高くスタートしました。
その後、9時11分に22515円まで下げた後、13時2分に22581円まで上げました。
ただ、新規の手掛かり材料に乏しく、明日は即位礼正殿の儀で休場となることから手控えムードがあり、そこからは様子見気分で方向性が乏しい動きとなりました。
最終的に+56円の22548円で終了。
寄り値とほぼ同水準で引けるかたちになりました。
今日は動意薄の1日で、日中値幅も100円に満たずでした。
小高い水準で終わったものの、商いは閑散で、売買代金は1.5兆円台と低迷しました。
現状は④の戻り波動のうち、c波の戻りをやっている所という認識
日経平均の中期的な動きを改めて整理すると、2018年1月23日につけた24129円で上昇波は終わり、そこからダブルスリー(二重の3)という、7つの波で細分化される修正波のパターンが進行中と見ています。
この大枠の見方は、2月19日の記事で書いた見方と基本的には同じとなります。
なお、現状は7つの波で細分化される修正波のパターンの中で、4つ目の戻り波動をやっているところになると見ています。
①(下げ)24129(2018年1月23日)⇒ 20347(2018年3月26日)
②(戻り)20347(2018年3月26日)⇒ 24448(2018年10月2日)
③(下げ)24448(2018年10月2日)⇒ 18948(2018年12月26日)
④(戻り)18948(2018年12月26日)⇒ 現在進行中
2月19日の記事で書いた時点では、④の戻り波動は6月ぐらいに終わり、その後は⑤の下落波動に移行して、今年の年末から来年にかけて下げる動きに入る、という動き方になるのではないかと見ていました。
しかし、④の戻り波動が、まだ終了せずに進行中となっています。
なお、④の戻り波動は、a-b-cという3つの波に細分化されるという点に関する見方は変わらずなのですが、10月17日の記事で書いたように、現状は④の戻り波動のうち、c波の戻りをやっている所と見ています。
a波:18948(2018年12月26日)⇒ 22362(2019年4月24日)
b波:22362(2019年4月24日) ⇒ 20110(2019年8月6日)
c波:20110(2019年8月6日) ⇒ 現在進行中
当初想定したものよりも④の戻り波動が長く続いているのですが、今は④の戻り波動のうち、最後の戻りになるc波をやっている所になるので、この戻りが終わると、⑤の下げの波動に移行する形になると想定しております。
よって、現状は押し目を狙うよりも、ここから先の戻り局面では現金の比率を上げて行くスタンスが望ましいのではないかと考えております。