先週はフィラデルフィア半導体指数が過去最高値を更新し、NY市場も上昇。
海外株高を背景に、今日も買いが先行して、日経平均は22854円で寄り付き、50円程度高い水準でスタート。
その後10時40分に22830円まで下げたものの、そこから切り返して13時49分に22896円まで上昇。
一時、22900円にあと一方のところまで上げました。
引けは+67円の22867円で終了し、日経平均は6日続伸となりました。
ただ、TOPIXは小幅安で終了し、売買代金も1.8兆円台で、2兆円の大台には届かずでした。
アメリカの10年国債は、2点底を入れて反転する兆しが出てきている
日経平均は6日続伸で、今日も戻り高値更新となりました。
ただ、日中値幅は66円と動きは少なく、売買代金も2兆円に届かずで、TOPIXは小幅安となっています。
日経平均は10/18から上げが続き、連日で戻り高値更新となっていますが、10/24から日中の値幅が100円に満たない動きが継続しています。
この動きからみても、今は積極的に買いが入って上値追いとなる動きというよりは、買い戻し主導で上がると言えるのではないかと思われます。
なお、2018年10月~12月にかけて、日経平均は24448円から18948円まで、わずか3か月間で5500円近く急落しました。
このとき急落したのは、アメリカの長期金利(10年国債)が3%超えまで急騰したためになるのですが、この長期金利はその後、今年の9月上旬に1.5%割れまで低下していました。
しかし、直近で再び反転開始となる兆しが出てきています。
なお、ここまでのアメリカ10年国債の動きを振り返りますと、今年の9/3に1.45%まで低下したのち、9/13に1.89%まで上昇。
そこから再度、10/4に1.52%まで低下して、今の時点では1.83%程度までに上げてきています。
チャート形状的には、9/3と10/4の安値で2点底を入れて75日線を上に抜けてきているので、ここから9/13につけた戻り高値1.89%を超えてくると、アメリカの10年国債は再び3%方向に向けて上昇開始となってくると思われます。
なお、直近ではまだ2%まで行っていないので、現時点ですぐに警戒レベルを上げるというところまで行きません。
が、2%を超えて2.5% 近くまで上がってくると、2018年暮れにあった急落相場再開となる可能性が高くなってくるので、アメリカの長期金利の動向はこれから注意深く見ておく必要があるかと考えております。