前日のNY市場は、ISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったことや、トランプ米大統領が一部の南米産鉄鋼などへの追加関税を復活させると発表したことで売りが優勢となり、NYダウは268ドル下落して終了。
これをうけた今日の東京市場は、日経平均が23231円で寄り付き、300円近く下落して取引を開始しました。
そこから9時3分に23186円まで下げたものの、押し目買い入って下げ渋る展開に。
引けにかけて下げ幅を縮める動きとなり、▲149円の23379円で終了。
昨日は200円以上上げる動きだったのですが、今日は反落となりました。
売買代金は前日よりも増加したものの、1.9兆円台で、2兆円の大台には届かずでした。
明日、マドを空けて下落する形になると、先行きやや警戒という形にはなる
昨日は友人との飲みがあり、更新が飛びました。
さて、相場なのですが、日経平均は昨日反発して5日線を回復する形となりましたが、今日は一転して下落となりました。
ただ、朝方マドを空けて下落する形になったのですが、引けにかけて戻したので、最終的にはマド空けでの下げとはなりませんでした。
ここのところ堅調だったマザーズ指数も、朝方大きく下げたのですが、引けにかけて戻る展開となり、最後はプラス圏内で終了となりました。
今日の日本株の引け方からみますと、一時的な下げのように見られるのですが、夜間市場に入ってから日経平均先物の下げが拡がり、一時23020円をつけるところまで下げる形となっています。
また、このところ下げ基調にあり、一時12ポイント台を割り込むところまで下落していたVIX先物が急反発し、15ポイントをつけるところまで上げてきています。
11月27日の記事でも書いたように、VIX先物の売り越し残高は過去最高水準まで積み上がっており、直近の11月26日時点の同残高は21万枚の売り越しで、依然として高水準となっています。
VIX先物の売り越しが積み上がっている中で、同指数が急反発してくると、売り方の買い戻しが入ってVIX先物は更に上昇。
それに伴って株安が進むという展開に入ってきそうな感じもします。
なお、現状の日経平均先物の水準からみますと、明日はマドを空けて下げる形になりそうな感じです。
ここでマドを空けて下げてくると、先行きやや警戒となってくるので、まずは明日の動きがどうなるのか、注目されるところになります。