このところNY市場は堅調で、昨日もNYダウは上げて3日続伸。
これをうけた今日の日経平均は23839円で寄り付き、18円程度高い水準でスタートしました。
ただ、今日も寄り直後の9時2分に23853円まで上げると、それが日中高値となって、以降は軟調な展開に。
10時49分に23796円まで下げて、25円程度マイナスとなる場面もありました。
しかし、それ以上下値を売り込む動きとはならず、そこからは前日終値近辺でもみ合う動きとなり、最終的には+9円の23830円で終了。
日経平均は小幅続伸となりました。本日は海外勢がクリスマス休暇中ということもあって市場参加者が少なく、売買代金は1.2兆円台にとどまり、今年最低になりました。
日中値幅は100円に満たず、売買代金も今年最低の水準
本日、日経平均は小幅ながらも続伸となりましたが、TOPIXは▲1.2の1728.22で終了。
TOPIXは5日続落となりました。
日経平均、TOPIXともに12/17に高値をつけた後は軟調な展開となっております。
ただ、日経平均の今日の寄り値が23839円に対して、引け値が23830円なので、日足の形状は気迷いを現す十字線となっています。
また、今日の日中の値幅は57円で100円に満たず、売買代金も今年最低の水準にまで落ち込んでいます。
今は次の上昇に移る前の移行期で、ミニ調整をやっている所と考えているのですが、これらの点からみますと、このミニ調整もそろそろ煮詰まりつつあるような感じもします。
なお、相場格言に「閑散に売り無し」という言葉があるのですが、今の相場はこれに当てはまるのではないかと思います。
さて、明日は12/25にクリスマスとなります。
昨年のクリスマスは日経平均が1010円も下げる、クリスマス暴落がありました。
この暴落は、市場参加者が少ない時期を狙った仕掛け売りで下げたものになるのですが、これと同じような事が今年もあるかというと、それはないと思います。
昨年は急落している中でクリスマスを迎えたので、それを狙った仕掛け売りで下げたという事になるのですが、今年の株価は高値圏でもみ合いとなっているので、昨年とは状況が異なります。
なお、昨年の場合はクリスマスの翌日の12/26に安値をつけた後、反発に転じました。
今年の株価は高値圏にあるので、昨年と同じように安値をつけるという展開にはなりませんが、実質新年度入りとなる12/27あたりから上昇基調に回帰する流れになることを期待します。