今日は、米アップルが新型肺炎の感染拡大で1-3月期売上高が予想に届かないとの見通し示したことで、企業業績への影響が懸念されて、売り先行で開始。
日経平均は23398円で寄り付いた後、13時14分に23133円まで下落。
一時400円近く売られました。
その後はやや戻したものの、大きく戻ることはできず、▲329円の23193円で取引を終えました。
日経平均は4日続落。
TOPIXも1.3%下落し、7日続落となりました。
売買代金は前日よりもやや増加して2.1兆円台。
騰落銘柄数は値上がりが248銘柄に対して、値下がりが1865銘柄で、今日も値下がり銘柄が全体の80%以上を占めました。
日経平均をマザーズ指数で割った数値は7年半ぶりの高水準
本日、TOPIXは1661まで下落し、2/3につけた直近の安値1656まで、あと5ポイント程度の所まで迫る場面もありました。
マザーズ指数も▲2.43%の下げとなり、一時805.72まで下落し、2/3につけた直近の安値802.31に近い所まで下げる場面がありました。
日経平均の安値は23133円だったので、2/3につけた直近の安値22775円まで、まだ少し余裕があります。
ただ、今日の感じからしますと、下げはまだ止まらず、TOPIX、マザーズ指数ともに直近の安値を割れてくる場面があると思われます。
なお、今日の下落で、騰落レシオ(25日)は71.94まで低下しました。
騰落レシオの昨年の安値は8/13につけた74.73なので、その水準をも下回る形になりました。
この水準からすると、現状はほぼ底値に近い所まで下げてきているという事が言えるかと思われます。
また、日経平均をマザーズ指数で割った数値(※)は28.68となり、2012年6月につけた28.66を超えました。
(※)この数値が高いほど、日経平均に対してマザーズ指数が売られすぎという事を表しています。
以上の点からみますと、現在進行中の調整局面はけっこういい水準まで進行してきているという事が言えるかと思われます。
ただ、昨日の記事でも書いたように、日柄的には来週前半あたりまで下げが延びる可能性もあるので、もう少し今の調整局面が続く可能性もあります。
上昇トレンドに回帰し、春を迎えるまで、もう少し辛抱が必要になるのかもしれません。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。