本日は、朝方取引開始前にECBが新たに7500億ユーロの資産購入を発表。
これをうけて、全般は買い優勢でスタートし、日経平均は16995円で寄り付きました。
そこから9時7分に17160円まで上昇し、一時は400円を超える上昇をみせる場面もありました。
しかし、戻りはそこまでで買いは続かず、その後は急速に伸び悩む展開に。
13時に16358円まで下げ、3/17につけた安値16378円を割れました。
そこからは下げ渋る動きとなり、引けは▲173円の16552円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は4.6兆円台で、今日も4兆円超え。
騰落銘柄数は、値上がり銘柄が1141に対して、値下がりが1001銘柄で、日経平均は下落しましたが、値上がり銘柄が優勢の1日でした。
日経平均は1.0%の下げで止まったが、REIT指数は暴落。1日で▲18.51%も下げる
本日、日経平均は▲1.04%の下落でしたが、TOPIXは+0.97%の上げでした。
日経平均が3/17につけた安値16378円を一時割れたのに対して、TOPIXは今日上げたので、3/17につけた安値1199は維持しています。
また、NYダウと比べた下落率も以下の通りで、ここ数日は、NYダウが下げている割には日経平均は底堅い感じの動きとなっています。
NYダウ:▲36.0%
日経平均:▲32.1%
この動きをみると、そろそろ一旦下げが止まってもおかしくはないような感じもします。
また、日経平均は23806(2/20)からほとんど戻りがなく、ほぼ1本調子で下げる動きが続いています。
というわけで、これらの点から見ますと、そろそろリバウンドが入ってもおかしくないような感じもします。
ただ、今のところ、NYダウに下げ止まる兆しは見えていないので、取り敢えずここの下げが一旦止まらないとリバウンドに移行できないのではないかと思われます。
なお、今日の東京市場で、日経平均は▲1.0%程度の下げで止まったのですが、REIT指数は1日で▲18.51%も下げました。
REIT指数はリーマンショック後の2008年11月に683で安値をつけてから上昇に転じて、昨年10月に2262まで上昇。
この間の上げ幅は+1579になります。
その上げ幅の61.8%押しは1286になるのですが、今日の暴落でその節をも割り込み、一時1138まで下落しました。
今のところ、日経平均とTOPIXは、リーマンショック後の安値から直近の高値までの戻り幅の61.8%押しの水準(以下の通り)は維持できています。
日経平均:13661円
TOPIX:1157
REIT指数が61.8%押しの水準を割れたとしても、日経平均とTOPIXはそこまで下げないという可能性も当然あります。
ただ、61.8%押しを割れると、先々、全値押しとなる可能性も出てくるので、その点は注意が必要ではないかと考えております。