前日の米国株市場でNYダウは▲582ドルで大幅続落でした。
しかし、日経平均は17206円で寄り付き、300円以上高くスタート。
空売りポジションを組んでいた向きの買い戻しが加速する格好となり、その後も買い優勢の動きが継続しました。
大引け前の14時57分に18100円の高値をつけ、そのまま高値引け。
日経平均は+1204円の18092円で終了。
大幅に続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.6兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが1748銘柄に対して、値下がりが394銘柄で、今日も値上がり銘柄が優勢の1日でした。
リーマンショックの時は、急落後35%程度の戻りが入った後で再度ダメ押しの下げがあった
日経平均は大幅続伸で、上昇幅としては約4年半ぶりの上げ幅でした。
23806(2/20)から急落開始となり、それ以降、5日線を明確に上回る日がなかったのですが、今日は久しぶりに5日線(今日の時点で17054円)を明確に上回り、同線も上向きに転換(※)しました。
(※)23806(2/20)から急落局面で、5日線が上向きに転換したのは初めての事。
今日は1204円の大幅高。
そして今日も夜間市場に入ってから日経平均先物が上げており、一時18760円をつけるところまで上げています。
この点からすると、3/19につけた16358円が目先底値となった可能性も出てきました。
なお、23806(2/20)⇒16358(3/19)までの下げ幅は▲7448円になるのですが、この下げ幅の35%程度戻す水準が一つのメドになると思われます。(35%戻しは、16358(3/19)から+2606円戻したところで、18964円となります)
リーマンショックの時は、12263(9/22)から急落開始となった後、8115(10/10)で一旦下げ止まり、9601(10/15)まで反発しました。
この時は、12263(9/22)から8115(10/10)まで4148円の下落に対して、9601(10/15)までの上げ(上げ幅は1486円)で、下げ幅▲4148円に対する戻りは35.8%でした。
その後、再度下落となり、最終的には6994(10/28)で底を入れる形となりました。
今回もリーマンの時のように、戻りを入れた後、再度下落となるかどうかはわかりません。
このまま1ヶ月程度リバウンドを入れる展開となっていくのかもしれません。
現時点ではこの見極めは難しいので、とりあえずは、直近の下落に対して35%以上の戻りを明確に入れられるかどうかを、目先的には注目したいと考えます。