前日のNY市場は下落となりましたが、今日の日経平均は20583円で寄り付き、30円程度高く始まりました。
そこから9時35分に20615円まで戻したものの、米中対立への警戒感が膨らむなか、主力株には売りが出る展開となり、下落に転換。
香港・ハンセン指数が前日比5%を超す大幅安となったことをうけて、後場に入ると下げ幅が拡大。
14時29分に20334円まで下げ、一時、200円を超す下落となりました。
その後、やや戻して▲164円の20388円で終了。
日経平均は続落となりました。
騰落銘柄数は、値上がりが631銘柄に対して、値下がりが1463銘柄で、値下がり銘柄が全体の67%を占めました。
売買代金は前日並みの1.9兆円台で、今日も2兆円を割り込みました。
レンジ内で上下する動きがいまだ継続中
今日は高く始まったのですが、香港株の大幅安をうけて、下落する形になりました。
なお、香港株はマドを空けて大幅に下がり、25日線を大きく下回りました。
下落率は▲5.56%で、5%を超えました。
上海指数の下落率も▲1.89%で、香港・ハンセン指数ほど下がりませんでしたが、こちらも25日線を大きく下回る形になりました。
ハンセン指数と上海指数はともに25日線を割り込む形になったので、戻り相場を維持するためには来週以降、早々に切り返してくる必要があります。
なお、今日の日経平均は、この動きに引っ張られて続落する形になったのですが、25日線(今日の時点で19898円)を維持する動きはまだ続いています。
また、5日線(今日の時点で20420円)をやや下回ったものの、同線は上昇基調を維持しているので、戻り相場はまだ継続中となっています。
なお、19564(3/25)と20365(4/30)を結んだラインが上値抵抗線、17646(4/3)と18858(4/22)を結んだラインが下値抵抗線のラインとなり、両抵抗線の中を上下する動きがこれまで続いています。
この両抵抗線のレンジ値幅が徐々に狭まる傾向にあるのですが、現状は上値抵抗線が20800円あたりに、下値抵抗線が20400円あたりにあるので、上下の値幅は400円程度にまで縮小してきております。
この値幅が縮まってきたところで、新しい動きが出てくる可能性もあるかもしれないので、レンジ内の動きがどこまで継続するのか、注目しております。