今日の日経平均は、22442円で寄り付き小幅高でスタートしました。
その後、プラス圏で一進一退の動きとなっていましたが、後場に入ると、上海株の堅調推移を好感して上伸する展開に。
日銀のETF買い観測も加わり、13時17分に22679円まで上昇。
上げ幅を200円以上、拡大する場面もありました。
しかしその後は、東京都内で新たに220人以上が新型コロナウイルスに感染してい
ることが伝わると、上げ幅を縮小する展開に。
最終的に+90円の22529円で終了。
日経平均は上げ幅を縮小したものの、反発で引けとなりました。
騰落銘柄数は、値上がりが594銘柄に対して、値下がりが1496銘柄で、値下がり銘柄が優位の1日でした。
売買代金は前日よりもやや増加して2.2兆円台でした。
短期的にはまだ要警戒まで至らないものの、中期的には要警戒レベルに引き上げ
本日は一時上げ幅を拡げた後、やや伸び悩んで引ける形になりました。
ただ、日経平均は反発となったので、25日線(今日の時点で22475円)を再度回復しました。
また、5日線が22520円まで上げた来たので、5日線が25日線を上回るミニゴールデンクロスが示現する形になりました。
6/30に5日線が25日線を下回るミニデッドクロスが示現していたので、約10日ぶりに5日線が25日線を上回る状態に回帰したことになります。
ただ、日経平均は0.4%の上げとなりましたが、TOPIXの上げは鈍く、辛うじてプラスで引ける形でした。
とりあえずTOPIXはプラスとなったものの、上げ方が鈍かった点もあり、TOPIXの200日線は前日比で小幅マイナスとなりました。
なお、TOPIXの200日線は6月1日に前日比でプラスに転換してから昨日まで、継続して上昇してきました。
しかし、本日1か月弱ぶりに下落に転じました。
今後についてみても、200日前の水準がこれから切りあがる傾向にあるので、今の上げ方のペースだと、200日線が再度、前日比でプラスに転換してくるのは難しいように思われます。
株価の中期的な方向を現す200日線のトレンドが上向きから下向きに変化するのは、ネガティブ要因になります。
ただ、日経平均の200日線はまだしばらく上向きが続く見込みなので、TOPIXの200日線が下向きに変化したからといって、それが即要警戒につながるというわけではないとみています。
よって、スタンスとしては、短期的にはまだ要警戒まで至らないものの、中期的には要警戒レベルに引き上げ、という感じになるのではないかと考えます。
(短期的にはまだ上値追いの動きがしばらく続くが、中期的には上値追いの動きが止まる可能性を警戒という見方になります)