先週末の米株式市場はNYダウが下落したものの、ナスダック指数は上昇で、高安まちまちの展開でした。
これをうけて今日の日経平均は22772円で寄り付き、前日よりも70円程度高い水準でスタートしました。
その後、22788円で日中高値を付けた後は、10時50分に22580円まで下落。
100円程度下げる場面もありました。
ただ、日銀によるETF買いの観測もあり、後場にかけて値を戻して、+21円の22717円で終了。
日経平均は3日ぶりに小反発となりました。
今週後半から東京市場は4連休となることもあり、積極的な売買は見送られたこともあり、売買代金は1.6兆円台で、閑散商いの1日でした。
戻り高値圏でもみ合う動きが続く
今日は、一時22580円まで下落したので、3日続落となる可能性もありました。
しかし、そこから切り返したので、日足の形状は下ヒゲありの小陰線で、5日線(今日の時点で22743円)近辺で下げ渋る動きとなっています。
コロナの感染拡大はネガティブ要素になるのですが、財政・金融面のフォローが下支え要因となり、戻り高値圏でもみ合う動きが続いています。
なお、じりじりともみ合い水準を切り上げているものの、一気に戻り高値を更新する動きにはなっていないので、上値が重いという見方もできると思います。
しかし、株数ベースの裁定売り残高は、7月16日時点で7.1億株あり、ピークの5/27の11.2億株から4億株程度減少したものの、依然として同残高は高水準であるといえます。
裁定買い残の水準も1.8億株と低水準なので、現状、5.3億株の売り超となっています。
7/3の記事で書いたように、この売り超の状態がある程度解消されるまでは、今のようなじりじりともみ合い水準を切り上げるような状態が続くのではないかとみています。
なお、このような傾向は、7/6の記事で書いたように、9月のメジャーSQの前あたりまで続くのではないかと想定しています。
※明日は出張のため、更新が飛びます。