前日のNY市場は、NYダウがプラスに対して、ナスダックが下落でマチマチの展開でした。
これをうけて今日の日経平均は、22791円で開始。
90円程度安い水準で寄り付いたあと、日中高値が9時18分につけた22855円に対して、同安値が14時8分の22732円で、日中値幅は120円程度で小動きでした。
日本市場は明日からの4連休を控えて、終始模様眺めムードが支配し、利益確定売りが優勢になる展開で、今日の1日はマイナス圏で上下する動きとなりました。
外為市場でドル円がやや円高に振れましたが、あまり材料視される感じではありませんでした。
売買代金は1.8兆円台で、2兆円には届かずでした。
TOPIXの200日線が上向きに転換してこないと、先行き急落が発生する可能性も想定される
引き続き、戻り方向にはあるものの、一気に戻りを入れる感じではなく、一進一退を繰り返しながらじりじりと戻りを試す展開となっています。
当面の注目点は、日経平均に比べて出遅れているTOPIXの動きになると思われます。
日経平均は、6/15に一時200日線を割れましたが、それ以降は基本的に同線よりも上に位置して推移する形が続いています。
それに対して、TOPIXは200日線(今日の時点で1585)近辺で戻りを抑えられて、なかなか同線を上回る展開になっていません。
200日線のトレンドも、日経平均は5/28から上向きに転換し、その後も上向き基調を維持しています。
一方、TOPIXの200日線は、日経平均同様、5/28から上向きに転換したものの、それは長続きせずに7/9にマイナスに転換。
そこから下向きの動きが続いています。
全般相場が上値追いの動きとなるためには、TOPIXの200日線も上向きに転換してくる必要があり、これが上向いてこないと、2018年10月の時に見られたような急落が先々発生する可能性もあると考えています。
よって、今後の全体相場の方向性を考えるうえで、この点は特に重視して動向を見ております。