前日のNY市場は上昇でしたが、それに追随できず、今日の日経平均は22471円で寄り付き、下落でスタート。
10時36分に22587円まで上げてプラス圏に浮上する場面もありましたが、時間外取引の米株先物の上げ幅縮小や、上海総合株価指数やハンセン総合指数がマイナス転落となったことなどが嫌気され、その後は再びマイナス圏に転落。
13時25分に22362円まで下げた後は、安値圏でのもみ合いとなり、▲96円の22418円で終了。
日経平均は続落となりました。
全般的に商いは閑散で、売買代金は前日よりも減少して1.9兆円台で、2兆円の大台に届かずでした。
米国株高に追随できず、日経平均は続落
前日の米国株市場で、NYダウは4日続伸で27221ドルまで上げ、6/8につけた戻り高値27580ドルに迫る場面もありました。
ただ、日本株市場はその動きに追随できず、昨日、今日と下落する形になりました。
今日下げたことで、日経平均は25日線の水準(今日の時点で22512円)を再び割り込みました。
なお、夜間市場に入ってから、日経平均先物がやや軟調で、一時22250円をつけるところまで下げています。
現状、8/3~4にかけて空けたマド(22214~22379円)を一部埋めたところで切り返す動きになっているのですが、仮にここからさらに下落して、当該マド空けの水準を完全に埋めるような展開になってくると、一目均衡表の遅行線が再度陰転入りとなる可能性が出てきます。
そうなると、8/3の記事でも書いたように、これまで上向き基調だった日経平均の200日線が来週あたりに下落に転じてくる可能性が強くなってきます。
これまでに何度も書いてきているように、日経平均の200日線が下落に転じてくると、相場全体も下方向への動きを警戒する局面に入ってくるとみています。
よって、ここで踏ん張れるかどうかは、これからの相場展開を考えるうえで非常に大事なポイントになってきます。
というわけで、来週にかけての動きは要注目です。