前日のナスダック総合指数の最高値更新を受け、今日の日経平均は23097円で寄り付き、前日並みでスタートしました。
9時5分に23128円まで上げたのですが、そこから下げに転換。
米中関係の悪化懸念が重しとなったほか、円高ドル安もあって、下げ幅を拡大し、10時42分には22948円まで下げ、23000円の大台を割れました。
しかし、売り一巡後は、日銀のETF買いの思惑が支えとして意識され、終盤にかけて下げ渋りの動きとなり、▲45円の23051円で終了。
日経平均は続落となりました。
今日も商いは閑散で、売買代金は1.7兆円台。
前日よりも増加したものの、昨日に続き2兆円に届かずでした。
株価に波乱が起きやすい秋口相場は、今年は特に要注意ということになるかもしれない
一昨日から円高ドル安が進み、今日は105円半ばあたりまで下げてきました。
ただ、円高が進んだわりには底堅い動きとなり、日経平均は安値から100円程度戻して引ける形になりました。
この動きをみるかぎりでは、8/12~13にかけて空けたマド(22874~23111円)を昨日に続いて埋めてくるため、今日は下げたという見方ができるのではないかと思われます。
なお、今日の下げでマドをある程度埋めて、日足は下ヒゲありの小陰線となっているので、ここから日経平均は切り返してくるのではないかと思われるのですが、それがどうなるのかがポイントになります。
ここから日経平均が切り返し、8/14につけた戻り高値23338円を抜けてくればよいのですが、高値を抜けることができずに停滞すると、9月以降、200日線が上向きから下向きに転換してくる可能性が出てきます。
そうなると、9月以降、株価が下落に転じてくる可能性もあるので、株価の波乱が起きやすい秋口相場は、今年は特に要注意ということになってきます。