欧州での新型コロナウイルス感染拡大や米国の追加経済対策への不透明感が売り要因となり、前日のNYダウは小幅に3日続落。
これをうけて今日の日経平均は23478円で寄り付き、小幅下落でスタート。
10時4分に23538円まで上げてプラス圏に浮上する場面もありましたが、後場に入り売りが優勢となり、13時58分に23382円まで下落。
120円程度下落した後は引けにかけてやや戻し、▲96円の23410円で終了。
日経平均は続落となりました。
週末で積極的な売買は見送られるなか、商いは今日も盛り上がらず、売買代金は1.8兆円台で、2兆円の大台には届かずでした。
ミニ調整が終われば、再度戻り高値更新を目指す動きになるか
今日の日経平均の下落率は▲0.41%に対して、TOPIXの同率は▲0.86%で、TOPIXの下落率は日経平均の2倍程度ありました。
日経平均は25日線(今日の時点で23401円)で何とか踏みとどまりましたが、TOPIXは昨日に続いて25日線を割り込む形となりました。
9/29までは、TOPIXと日経平均は同じような形で高値を更新する動きとなっていました。
が、日経平均は10/9に23725円をつけて9/29の高値23622円を抜けたのですが、TOPIXの高値は10/8の1660までで、9/29の高値1665を超えられませんでした。
というわけで今のところ、日経平均とTOPIXで動きが異なる、ダイバージェンスの状態が生じていることになっています。
ダイバージェンスの発生はトレンド転換の予兆となるケースもあるので、やや注意が必要となるのですが、日経平均は10/9に23725円で高値をつけてから今日の安値23382円まで、6日間(両端入れ)で343円の下げなので、大きく下げているというわけではありません。
なので、ここから大きく下げるというよりは、これまで継続して見られてきたレンジ圏内の動きの中におけるミニ調整の動きになると思われるので、ミニ調整が終われば再度戻り高値更新を目指す動きになると考えます。