前週末の米国株市場では追加経済対策を巡る先行き不透明感を背景に方向性が定まらず、ナスダックは上昇したものの、NYダウは下落でまちまちの展開。
今日の日経平均も23520円で寄り付いたのち、9時7分に23572円まで上げ、50円程度上げる場面もありましたが、その後は売りに押される展開に。
大統領選を来週に控えていることや、欧州を中心に新型コロナウイルス感染が再拡大していることで積極的な買いが手控えられてダレル展開となり、12時37分に23475円まで下落。
そこからは安値圏でもみ合う動きとなり、▲22円の23494円で終了。
日経平均は小幅に反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して1.5兆円台で、商いは閑散でした。
マザーズ指数は売られたが、日経平均は小動きで終始
今日の日経平均は日中高値が23572円に対して、同安値が23475円で、日中値幅は100円に満たずでした。
日経平均の下げは22円と限定的でしたが、マザーズ指数は▲3.86%の下げとなりました。
マザーズ指数は先週金曜日に下ヒゲをつけて引けたのですが、本日は1197.93まで売られて、先週金曜日の日中安値1199を一時下回りました。
マザーズ指数は10/14に1368.19で高値をつけてから売られる形になっており、今日の安値1197.93まで12.4%の下落となっています。
個別の銘柄で見ても新興株は高値をつけてから売られる銘柄が増えているのですが、松井証券のマザーズ信用評価損率をみると、7月末あたりに売られた水準に近いところまで評価損率が悪化してきています。
この水準からみると、そこそこいい水準まで売られてきているのかと思われます。
なお、今週は、大統領選を来週に控えて様子見ムードが強く、方向感が出ない動きが続くと思われますが、高値圏でもみ合う動きがそこまで続けば、イベント明けで逆に動きが出てくる可能性もあると想定されます。
引き続き、どこで動きが出てくるのか、きっかけ待ちということになります。