新型コロナウイルスの感染者数が再拡大しており、これが経済に及ぼす影響が懸念されて、前日の米国株市場ではNYダウが一時960ドルを超える下げをみせるなど波乱展開となりました。
これをうけて今日の日経平均は23376円で寄り付き、10/16につけた直近安値23382円を下回ってスタートしました。
その後、9時4分に23232円まで下落し、下げ幅は260円程度となりました。
ただ、下値を売り込む動きは限定的で、そこからは切り返す動きに。
最終的に▲8円の23485円で終了。
前日比でマイナスとなったものの、日中の高値で引けました。
売買代金は前日よりも増加して1.8兆円台でした。
NYが下げた割には落ち着いた動き
前日の日中安値が23475円だったので、今日は寄り付きからマドを空けて下げて始まりました。
また、21710(7/31)と22951(10/2)を結んだラインが23400~23500円あたりのところにあり、これがこれまで下値支持線として機能していたのですが、今日は当該ラインを寄り値で下回って始まりました。
寄りで下げた流れが継続して、そのままマドを埋めずに下げて終わると、先行き不透明な感じがここから強まる可能性もありました。
しかし、寄り近辺で安値をつけた後は切り返す動きとなったので、今日の日足は下ヒゲありの小陽線となりました。
また、引け値では25日線(今日の時点で23443円)を回復して終わる形となりました。
前日のNYがけっこう大きな下げとなった割には、日本株の下げは限定的だったので、相対的にみて下値は堅いという感じでした。
なお、本日はこのところ急落していたマザーズ指数も切り返す動きとなり、+1.65%で終了となっています。
とりあえず、今日の動きを見る限りでは、NYが下げた割には落ち着いた動きだったのかと思われます。
ただ、NY株が切り返してこないと、日本株も落ち着いてこないので、NY株がどこで巻き返しに転じてくるのかが、目先、注目されるところになります。