前日の米国株式市場で、主要3指数はいずれも終値で最高値を更新しました。
しかし、日経平均は26775円で寄り付き、反落で開始。
9時6分に26824円まで上げて、一時プラス圏に浮上する場面もあったのですが、買いは続かずに下落。
国内での新型コロナウイルスの感染拡大が重しとなり、利益確定売りに押される展開となり、14時14分に26707円まで値を下げました。
そこから引けにかけてやや戻したものの、プラス圏まで浮上できず、引けは▲43円の26763円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.8兆円台でした。
日経平均は26800円よりも上になかなかいけない
本日も日経平均は一時26800円台に乗せる場面もあったのですが、26800円以上の上値が重く、そこからまた押し戻される展開となりました。
12/7に26894円で高値をつけてから、26800円台をつけるのは、これで7日目となるのですが、依然としてこの水準の壁があつく、高値圏でもみ合う動きが続いています。
ここまで日経平均は11月に急騰したのですが、12月に入ってから横ばいでの動きが継続しているのですが、上値追いの動きが止まったことで、一時やや過熱していたテクニカル指標も落ち着きを取り戻す感じになってきています。
25日線との乖離率は、11/26に+7.6%まで拡大していたのですが、今日の時点で同率は+1.31%まで縮小しています。
騰落レシオ(25日)も、12/8に120%まで上昇していたのですが、昨日の時点で98.28%まで低下し、100%を割れています。
いまのところ、この高値圏でのもみ合い相場のレンジ上限は、12/7につけた26894円。
それに対して、レンジ下限は12/8につけた26327円となっているので、当該レンジを抜けた方に相場が短期的に動いてくると考えられます。
なお、現時点における見方としては、12月10日の記事で書いたように、この高値圏でのもみ合いを経た後に、レンジ上限を抜けてもう一上げあるという見方をしております。
どこでレンジを抜けてくるのか、なかなか想定しづらいのですが、引き続きレンジをどちらに抜けてくるのか、注視していていく局面になるかと考えます。