前日の米国株市場は、新型コロナワクチンの普及を背景とした経済活動の正常化期待から景気敏感株が買われ、NYダウが上昇。
今日の日経平均は29365円でスタートしました。
9時23分に29478円まで上げた後、10時48分に29283円まで下落して、100円程度下げる場面もありました。
ただ、後場に入ると日銀のETF買いの思惑が市場心理を支え、プラス圏に浮上。
大引けは+48円の29432円で、日経平均は4日続伸となりました。
本日は3月期末の配当権利落ち日にあたることから日経平均ベースで178円程度の下押し圧力が発生しましたが、それを吸収して上昇する形になりました。
売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台でした。
新年度入りで動きが出てこないかに期待
本日は配当落ちを埋めて日経平均は上昇となりました。
しかし、TOPIXは▲0.78%の下げ。
騰落銘柄数は、値上がりが541銘柄に対して、値下がりが1564銘柄で、全体の7割強にあたる銘柄が下落しました。
日経平均が上げたのに対してTOPIXは下落で、また、値下がり銘柄も多かったので、地合いとしてはあまり良い感じではありませんでした。
ただ、TOPIXは日経平均と比べると水準的には上の方にあり、高値に近い水準に位置しているので、ここでの下げは上昇過程の中の一服という形になるのかと思われます。
明日が月末で、明後日からは4月相場入りとなります。
日経平均は28379(3/24)で直近の安値をつけてから4日続伸で、反転する動きとなっています。
いまのところは反転方向にあるものの、まだ勢いがついて上がるという感じにはなっていません。
4月になり、新年度入りということで勢いが出てこないか期待したいところです。