前週末の米国株市場では４月のＰＭＩ速報値が過去最高となるなど景況感の回復が確認され、富裕層へのキャピタルゲイン課税引き上げも小幅にとどまるとの見方から、主要株指数が揃って上昇。
これをうけて今日の日経平均は、29095円で寄り付き、75円高い水準でスタートしました。
その後、失速して9時44分に28896円まで下落。
一時、120円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、そこから切り返して13時6分に29241円まで上昇。
高値で再度戻りに押されたものの、引けは+105円の29126円で終了。
日経平均は反発となりました。
ただ、本格化する主要企業の決算発表やGWを控えて商いは伸び悩む形となり、売買代金は前日並みの2兆円台でした。
仮に明日も今日の引け値水準を維持すれば、5日線が上向きに転じてくる
本日は指数は上昇となりましたが、値上がりが942銘柄に対して、値下がりが1139銘柄で、値下がり銘柄が優勢の1日でした。
しかし、29126円で引けたことで、5日線（今日の時点で28988円）を上回る形になりました。
仮に明日も今日の引け値水準を維持してくると、4/20の引け値（29100円）を超える形になるので、5日線が上向きに転じてくることになります。
4/9から5日線が下向きに転じてきているので、明日同線が上向きに転じてくれば、12日ぶりに5日線が上向きに転じるということになります。
この形が示現してくると、30714（2/16）から2か月程度続いているレンジ圏内の動きを抜け出してくる可能性がでてきます。
仮にこの見方が正しい場合、2か月程度続いているレンジ圏内の動きが終了し、30714（2/16）の高値を抜けてくる動きに移行してくると考えます。
