朝方は売りが先行し、日経平均は28730円で寄り付き、続落で開始しました。
その後、9時7分に28565円まで値を下げて、昨日の日中安値を下回りました。
ただ、前日の欧米株が総じて堅調だったことに加え、国内で新型コロナワクチンの普及が進んでいることなどを受けて市場心理が改善。
切り返しに転じて、12時30分に29003円まで上げて、29000円台を回復しました。
そこからは戻り売りに押されて伸び悩む形となりましたが、+131円の28946円で終了。
日経平均は3日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.7兆円台でした。
TOPIXは、日経平均よりも一足早く一目均衡表の遅行線が陽転入り
本日は、ワクチン普及を背景としたアフターコロナ環境を先取りして不動産などの内需系銘柄に買いが入ったほか、海運などグローバル景気敏感株なども強い動きとなりました。
日経平均が+0.46%の上げだったのに対して、TOPIXは+0.84%で、TOPIXが優勢でした。
今日あげてTOPIXは1942.33で引けたことで、75日線(今日の時点で1933.75)を上回りました。
また、一目均衡表の遅行線が昨日から陽転入りとなるとともに、雲の上限(今日の時点で1936.79)も超える形になっています。
日経平均はまだ陽転入りしておらず、雲の上限も超えることができていないのですが、TOPIXが一足早くこれらを示現してきているので、形としては強気入りとなっているように思われます。
TOPIXに続き、日経平均も一目均衡表の遅行線が陽転入りし、雲の上限も超えてくると、強気入りとする見方がより強まる形になると考えます。