前週末の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げが大きかったのですが、今日の日経平均は28069円で寄り付き、40円程度高く始まりました。
ただ、寄り直後に28081円を付けた後は、売りに押される展開となり、9時17分に27693円まで下落。
下げ幅は300円を超えました。
しかし、そこからは一段と下値を売り込む動きはみられず、その後は下げ渋る動きに。
大引けは▲102円の27927円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台でした。
目先底打ちとなる兆しが徐々に出てきているような感じも
日経平均は米国株安の流れをうけて、下落となりました。
ただ、大きく売り込まれる動きとはならず、100円程度の下げで終わりました。
先週の12月1日に27594円まで下げた後の日中安値の動きを見ますと、次の通りになっています。
12月2日:27644円
12月3日:27588円
12月6日:27693円
ここまでの動きをみますと、27500円あたりが下値となり、下げ渋る動きがみられます。
12月2日に騰落レシオ(25日)は69.23%まで下げて、70%割れ。
また、空売り比率の5日平均は、12月2日に48.22%まで拡大しています。
そのほか、松井証券のマザーズ指数の信用買いの評価損率は28%超えとなる等、底値圏を示す指標が諸々出てきています。
底値圏を示す指標が複数出てきている中、日経平均が27500円あたりが下値となり、下げ渋る動きが出てきているので、これらの点からみますと、底打ちの兆しが徐々に出てきているような感じもします。
日経平均、TOPIXともに5日線が下げ渋る感じになってきているので、これが下向きから上向きに変わると、目先反転局面に入ってくると思われます。