前日の米国株市場で、NYダウ、ナスダックともに続落で下値模索の展開が継続でした。
今日の日経平均は27401円で寄り付いた後、いったん戻すも再度売り込まれて、10時23分に27217円まで下げ、10/6の27293円も割り込みました。
しかし、前場後半を境に上値指向に転換。
中国人民銀行が政策金利の引き下げを発表し、これを受けて香港株などが買われ、市場のセンチメントが改善。
また、米株価指数先物が堅調に推移するのにつれて先物を絡めたインデックス買いが入り、全体を押し上げる形になり、14時23分に27882円まで上昇しました。
大引けは+305円の27772円となり、日経平均は3日ぶりに反発となりました。
売買代金は3.1兆円台で、3兆円の大台を超えました。
日足の形状は差し込み線で、目先反転も期待されるが‥‥
今日は日経平均が一時27217円まで下げ、10/6の27293円を割り込みました。
10/6の27293円を割れ、26954(8/20)に接近する場面もあったのですが、辛うじてその安値は維持して切り返す形となりました。
今日の日足は、前日の終値よりも安く始まり、前日の大陰線を陽線で切り返す形になっているので、日足の形状は差し込み線となっており、罫線的には売り圧力が弱まったとみることができる形状となっています。
27588(12/3)のほか、27293(10/6)も割り込んだので、日足の形状的には黄色信号が点灯する形となったのですが、とりあえず切り返しに転じてきたので、この勢いが明日以降も継続するのか注目されます。
比較的早いタイミングで切り返しに転じてくれば、辛うじて底割れを回避したとみることもできるように思われます。
従来から書いているように、今週はタイミングとしては注目される局面になるので、ここで切り返しに成功できるかがポイントになります。
なお、反発局面に移行するためには、まずは5日線(今日の時点で27991円)を超えてくる必要があるので、目先、同線を超えられるのかが注目されます。