前日の欧米株市場が軒並み上昇したことを受けリスクを取る動きが優勢となり、今日の日経平均は27818円で寄り付き、250円程度高く始まりました。
9時32分に27880円まで上げたのですが、3連休を前にポジション調整の売りが出たほか、日本時間今晩に発表される1月の米消費者物価指数の結果を見極めたいとの思惑が重荷となり、そこから売りに押される展開に。
11時26分に27575円まで下げて、一時前日終値を下回る場面もありました。
ただ、後場の終盤に再び買いが厚くなり、引けは+116円の27696円で終了。
日経平均は続伸となりました。
オプションSQに伴い、売買代金は前日よりも増加して3.4兆円台でした。
米国株市場ではNYダウが3週間弱ぶりに75日線を回復
本日は続伸となり、日経平均は前日の高値を更新する形になりました。
高寄り後にだれたので、日足の形状は陰線となりましたが、25日線(今日の時点で27625円)を引け値ベースで上回りました。
TOPIXも続伸となり、200日線も上向き(※)に転換しました。
(※)昨日の記事でTOPIXの200日線が上向きに転換したと書いたのですが、同線の推移は以下のとおりなので、上向きに転換したのは本日でした。大変失礼いたしました。
2/7:1966.99
2/8:1966.9
2/9:1966.87
2/10:1966.88
米国株市場では昨日、NYダウが35824ドルまで上げて、2/2につけた戻り高値35679ドルを抜けてくると共に、75日線(昨日の時点で35628ドル)を3週間弱ぶりに回復する動きになりました。
なお、米国株市場では昨日主要3指数がマドを空けて上がる形になっているので、このマドを埋めずに戻り基調を維持できれば、1月につけた高値を目指す方向に動いてくる可能性も高くなってくると思われます。
一時期に比べると、地合いは良くなってきているので、日経平均は1/27につけた26044円が当面の安値となったのではないかと思われます。
ここからどこまで戻りを試せるのか、期待したいところです。