前日の米国株市場では、FRBの金融引き締め姿勢強化への警戒感や、ウクライナ情勢を嫌気してNYダウが3日続落。
ただ、今日の日経平均は27183円で始まり、100円程度高く始まりました。
しかし、寄り直後に27205円をつけるとそこから下げに転じて、14時8分に26724円まで値を下げました。
終盤は買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが入り、下げ渋る展開となったものの、大引けは▲214円の26865円で終了。
日経平均は27000円を割り込んで、続落となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.0兆円台でした。
直近の上げ幅に対する下落の戻りは62.9%
本日は昨日の日中安値を割り込む動きとなり、続落となりました。
今のところ日経平均は、26044(1/27)の安値から27880(2/10)まで1836円上昇。
そこから本日の安値26724円まで下げ、1156円下落となっています。
直近の上げ幅に対する下落の戻りは62.9%となっており、下げの一つの目途である61.8%近く下げる形になっています。
ここで下げ止まり、切り返しに転じてくれば、26044(1/27)の安値から27880(2/10)まで反発した後に一押しを入れた形と見ることができるので、このあたりで下げ止まることができるかどうかが目先の焦点となります。
ここで下げ止まることができれば、26044(1/27)の安値に対する2番底を入れた形となり、切り返しが期待できる形になると思われるのですが、ここで止まらないようであると、再度、26044(1/27)の安値割れを試す展開に入る可能性が強くなってくると思われます。
なお、現状、夜間市場に入ってから日経平均先物が高く推移しているので、このままこの流れを維持して明日反発となり、切り返しに向けた動きが出てくることに期待したいところです。