前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って大きく上昇し、リスク回避ムードが後退したことを受けて、今日の日経平均は27269円で寄り付き、上昇して開始。
ウクライナ情勢で、ロシアが軍隊を一部撤収することを発表し、軍事侵攻への懸念が和らいだとの見方が広がり、市場のセンチメントが改善したこともあり、今日はその後も買いが優勢に。
日中高値で27486円まであり、そのまま高値圏で引け、日経平均は+595円の27460円で終了。
3日ぶりに大幅反発となりました。
ただ、売買代金は前日よりも減少して2.8兆円台で、3兆円の大台には届かずでした。
引き続き、米国株の落ち着きを待つ局面
今日の日経平均は反発となり、2/10~14にかけて空けたマド(27325~27575円)を埋めてくる形になりました。
TOPIXも日中高値は1948.19まであり、2/10~14にかけて空けたマド(1940.63~1949.8)を埋めてきました。
ただ、いずれもマドを埋めてくるまでの戻りで、これを完全に埋めて上がる形にはなりませんでした。
このマドを完全に埋めてくれば、2/10につけた戻り高値(日経平均の場合、27880円)を目指す動きとなる可能性も考えられたのですが、今日の動きを見る限りではそうなるかどうかはまだちょっとわからないという事になります。
前日の米国株市場は3日ぶりに反発する形になりましたが、主要3指数はともに25日線を回復するところまで戻していないので、反転基調に転じたとはまだ見ることができません。
日本株が反転基調に転じるためには、まずは米国株が切り返してくる必要があるので、今晩の米国株が続伸となり、反転基調を維持できるのかを見ていく必要があります。
ここで打ち返されると、まだ切り返しに転じたとはみることができないので、再度安値を試す可能性も出てくると思われます。
引き続き、米国株の落ち着きを待つ局面となります。