前日の米国株市場は下落でしたが、今日の日経平均は26436円で寄り付き、100円程度高くスタート。
前日発表された3月の米消費者物価指数はコア指数の伸び率が鈍化したことで、過度なインフレ警戒感が後退。
それに伴い、米長期金利が低下し好感されたほか、アジア株市場や、米株価指数先物が強い動きを示したことも追い風となり、大引け前の14時55分に26885円をつけるまで上昇。
そのまま高値圏で取引を終え、+508円の26843円で終了し、日経平均は反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.8兆円台でした。
調整一巡となるためには、少なくとも、5日線が上向きに転換してくる必要がある
今日の日経平均は26843円で引け、5日線(今日の時点で226774円)を引け値ベースで超えてきました。
TOPIXも1890.06で引けているので、こちらも5日線(今日の時点で1886.6)を引け値ベースで超えています。
日経平均は24681(3/9)から28338(3/25)まで、12日間で3657円の上昇。
そこから調整に入り、昨日、26304円までさげているので、28338(3/25)から2034円下げている形になっています。
3657円の上げに対して、2034円の下げなので、上げ幅に対する戻りは55.6%です。
押し目の一つの目安は、上げ幅に対して61.8%戻りの26077円となるのですが、26304円まで下げてきたことで、この目安にはだいぶ近づいてきたのではないかと思われます。
なお、今日の反発で5日線を引け値ベースで超えてきたのですが、まだ同線の下落傾向は継続しています。
調整一巡となる可能性が出てくるためには、4/11の記事でも書きましたが、最低限、5日線を引け値ベースで超えてくると共に、同線が上向きに転換してくる必要があります。
明日も上げる形になってくると、その可能性も出てきますが、上げることができずにまた下落となると、調整一巡とはまだ判断できない、ということになります。