前日の米株式市場で、米長期金利の上昇などが警戒されてNYダウが368ドル安と3日ぶりに反落。
これをうけて今日の日経平均は、27197円で寄り付き、350円程度安く始まりました。
その後、9時50分に26904円まで下げ、一時27000円台を割り込み、600円以上下げる動きとなりました。
そこからは下げ渋る動きとなったものの、大引けは▲447円の27105円で終了。
日経平均は4日ぶりに大きく下落しました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
前日のNYダウは、3/29につけた戻り高値を抜けた後、一転して下落する動きに
前日の米株式市場で、NYダウは当初上げて始まり、一時35492ドルをつけて、3/29につけた戻り高値35372ドルを上回りました。
しかし、その後は一転して下落する動きとなり、日中の安値近辺で終了。
これにより、日足の形状は前日の陽線を陰線で包む形となり、上値が重い形での引けとなりました。
これを嫌気する形で、今日の日経平均は前日の日中安値27252円から、今日の日中高値27205円で、50円程度マドを空けて下げる形となりました。
一時600円近く下げた後、戻して引けたので、日足の形状は下ヒゲありの小陰線となっていますが、5日線(今日の時点で27132円)を再び引け値で割り込む形になっています。
TOPIXは1905.15で引けたので、辛うじて5日線(今日の時点で1904.81)を維持していますが、日経平均と同様に、マドを空けて下げているので、形としてはあまりいい形とは言えません。
昨日の段階で3日続伸となったので、切り返しの機運が出てきているのかと思いましたが、今日の動きを見る限り、このまま単純に戻る方向にはまだなっていないような感じです。
なお、先行きの方向性としては、いずれ3/25につけた28338円を抜き、3万円近辺に戻る動きとなるとみていますが、その動きとなるためにはもうしばらく時間を要するのかもしれません。
昨日の動きで、米株式市場がまた不安定な感じとなってきたので、日本株が反転開始となるためには、その動きが沈静化してくるのをもうしばらく待つ必要があるのではないかと思われます。