前週末の米国株市場で、NYダウが一時1000ドルを超える急落をみせたほか、ナスダックやS&P500も揃って大幅安となったことをうけて、今日の日経平均は26692円で寄り付き、400円以上下げてスタートしました。
FRBによる金融引き締めに対する警戒感が強まっているほか、中国での主要都市ロックダウンの影響も懸念され、9時20分に26487円まで下落し、一時下げ幅は600円を超えました。
そこからはやや戻す動きとなりましたが、大引けは▲514円の26590円で終了。
日経平均は大幅続落となりました。
売買代金は前日よりもやや増加して2.4兆円台でした。
NYダウが連続陰線となり、目先は下値を試す動きを警戒
今日の日中高値は29764円だったのに対して、先週金曜日の同安値が26904円だったので、140円程度マドを空けて下げる動きとなりました。
先週金曜日は、27205円~27252円でマドを空けて下げているので、これで2日連続でマドを空けて下げる形となりました。
明日もマドを空けて下げると、3空叩き込みとなるので、目先反転を期待できる形となるのですが、あまりこの形はでないので、おそらくそうはならず、明日は調整する過程の中で一時的に戻りを試す動きとなる可能性もあるかもしれません。
なお、先週、木曜日にNYダウが包み足で陰線引けとなり、続く金曜日も連続陰線で大幅安となっています。
NYダウは、32272(2/24)で安値を付けた後、戻り基調となり、4/21に35492まで戻っていたのですが、そこから一転して大きく下落する動きとなっているので、目先は下値を試す動きに入ったと見ています。
仮にNYダウが下値を試す動きとなった場合、32272(2/24)でつけた安値を維持できるかポイントになります。
ここから仮に下げたとしても、32272(2/24)でつけた安値を維持できれば、2番底をつける形となり、その後は反転が期待できる形になります。
一方、32272(2/24)を割り込んでくる形になると、反転となるのに、やや時間を要することになるかもしれません。
なお、今年の4月の前半に一時逆イールドが示現しているので、いずれ景気後退を先読みして大きく下げてくる局面があると思うのですが、そうした展開となるのにはまだタイムラグがあるのではないかと見ています。
よって、ここから下値を試す展開になるとみていますが、中期的な見方ではまだ弱気入りはしていないと考えています。