前日の米国株が大幅安となったことが嫌気され、主力銘柄を中心に幅広く売られ、今日の日経平均は26435円で寄り付き、大きく下げて開始。
9時6分に26150円まで売られ、下げ幅は700円を超えました。
売り一巡後は、いったん底ばいの動きとなり、引けにかけて下げ幅を縮小する展開に。
大引けは▲508円の26402円で終了。
日経平均は5日ぶりに大幅下落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.0兆円台でした。
米国株よりも日本株の方が底堅い動きを見せているという点はポジティブに評価できるところ
前日の日中安値が26741円に対して、今日の同高値が26458円だったので、前日よりも280円程度マドを空けて下げる形となりました。
昨日、25日線(今日の時点で26706円)と75日線(今日の時点で26813円)を超える動きとなったのですが、戻りを試す動きが続くかと思ったのですが、米国株の急落をうけて再びこれらの線を下回ってきました。
昨日の記事で、28338(3/25)と27580(4/21)を結ぶ上値抵抗ライン抜けが次なる焦点、と書いたのですが、そこではじき返されて再度下値を模索する動きとなっています。
米国株市場は5/12に一旦安値をつけてそこから反発する形となっていたのですが、昨日の大幅安で戻り基調が崩れて、再度5/12につけた安値を試す動きとなっています。
米国株が落ち着かないと、日本株も反転してくるのは難しいので、日本株についても引き続き、下値を模索する展開となりそうな感じです。
ただ、NYダウの下落率が▲3.57%だったのですが、日経平均の下落率は▲1.89%、TOPIXの下落率は▲1.31%で、アメリカよりも日本株の方が下げの割合は大きくありませんでした。
また、米国株は年初来の安値近辺に直近で位置しているのですが、日経平均の年初来の安値は24681(3/9)なので、当該安値よりはまだだいぶ上に位置しています。
引き続き、米国株の落ち着きを待つところになるのですが、米国株よりも日本株の方が底堅い動きを見せているという点はポジティブに評価できるところになると考えます。