前日の欧州株が全面安だったほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダックともに続落したことをうけて今日の日経平均は27340円で寄り付き、110円程度安く始まりました。
9時32分に27251円まで売られ、200円程度下げる場面もあったのですが、そこから切り返しに転じて12時30分に27450円まで上昇。
前日終値並みまで戻した後は、やや戻りに押されて、大引けは▲44円の27413円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台でした。
真正のゴールデンクロスは、昨年9月の高値(30795円)以降で示現していない
今日の日経平均は下落となりましたが、寄り値よりも引値が高かったので、日足の形状は陽線でした。
また、一目均衡表の遅行線は、26日前の4/22の引け値(27350円)よりも上となったので、陽転入りとなりました。
4/22の翌営業日以降は下落する動きが続いているので、一目均衡表の遅行線は、これからしばらくの間、陽転の状態が続く見込みです。
陽転の状態が続くということは、25日線が上向きの状態が続くということになるので、ポジティブ要因となります。
なお、75日線についても、5/31の26800円から徐々に上向きに転じつつあり、今日の時点で26805円となっています。
75日線についても、今日の引け値水準をしばらく維持できれば、上向きの状態が続くことになります。
25日線と75日線が上向きの状態が続いている中で、25日線が75日線を上に抜ける形になれば、昨日の記事でも書いたように、真正のゴールデンクロス(GC)が示現する形になります。
昨年9月に30795円で高値をつけて以降、真正のGCはこれまで出現していないので、これが示現すると久しぶりに戻り方向への動きが期待できる形になります。
ここから現在の水準を維持する状態が続き、真正のGCが示現する展開を期待したいところです。