前日の欧米株市場がインフレ懸念を背景に売り優勢の地合いでしたが、今日の日経平均は27295円で寄り付き、小幅高でスタート。
その後も上値を切り上げる動きが続き、11時28分に27482円まで上昇し、上げ幅は200円を超えました。
そこからもみ合う動きとなり、大引けは+178円の27457円で終了。
日経平均は反発となりました。
前日は、MSCIの指数イベント絡みで売買代金が急増していたのですが、本日は減少し、売買代金は2.8兆円台で再び3兆円を下回るかたちでした。
4/21の27580円を超えてくると、戻り方向への動きが更に強化される
本日の日中高値は27482円まであったので、昨日の高値27463円を超えました。
本日、27457円で引けたのですが、明日以降もこの水準を維持していければ、しばらくの間、一目均衡表の遅行線は陽転の状態が継続することになります。
一目均衡表の遅行線が、陽転の状態が継続すると、現状ほぼ横ばい状態の動きが続いている25日線も上向きになってきます。
今日の時点で、25日線が26700円で、75日線が26803円なので、現状、25日線が75日線よりも100円程度下に位置しています。
が、ここから25日線が上向いてくると、75日線がほぼ横ばいの状態が続く中で、25日線が75日線を下から上に突き抜けるゴールデンクロス(GC)が示現することになります。
なお、前回、4月中旬にGCが示現したのですが、この時は、75日線が下向きの中で示現したGCだったので、真正のGCとは言えませんでした。
それに対して、今回、仮にGCが示現するとしたら、75日線が横ばい~やや上向きの中で示現する形になるので、真正のGCとなる可能性が高いです。
真正のGC示現は強気要素となりますので、当面の間は戻り方向への動きが期待できることになります。
なお、ここから4/21の27580円を超えてくると、戻り方向への動きが更に強化される形になると考えます。