前日の米国株市場が高安まちまちの展開で、NYダウなど主要株価指数は朝高後に売りに押される流れとなりました。
これをうけて今日の日経平均は、28236円で寄り付き、13円程度安い水準で始まりました。
その後は、日経平均寄与度の高い主力値がさ株への決算悪を嫌気した売りが全体相場を押し下げる形となり、13時16分に27966円まで下落。
そこからは、あす夜に発表が予定される7月の米CPIの結果を見極めたいとの思惑も手控え要因となり、安値圏でのもみ合いとなりました。
大引けは▲249円の27999円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりやや増加して2.8兆円台でした。
52週線は、7月15日の週を底に、3週連続でプラスに転換
今週は夏季休暇期間で、昨日は旅行に行っていました。
昨日の日経平均は28279円まで上昇したので、今日は、28300~28400円の壁にトライする流れになるかと思っていましたが、売りに押されて28000円の大台をわずかに下回りました。
残念ながら本日の壁抜けは失敗しましたが、まだ、上値追いが続く可能性はあると思います。
週足の形をみますと、先週時点で、13週線(先週時点:27009円)が26週線(先週時点:26970円)を上回るゴールデンクロス(GC)が示現しています。
また、それよりも長期線になる52週線も、以下のとおり、7月15日の週を底に、3週連続でプラスに転じてきています。
7月15日の週時点:27789円
7月22日の週時点:27796円
7月29日の週時点:27806円
8月5日の週時点:27813円
52週線は、今年の1月7日の週の28851円が直近のピークで、そこからずっと下落トレンドだったのですが、7月15日の週が直近の底となり、そこからトレンドは上向きに転換してきています。(ただ、再来週になると、52週前の引け値の水準が29128円と上がってくるので、まだ完全にトレンドが上向きになったとは言えませんが)
チャートの形状は悪くはないので、ここで28300~28400円の壁抜けを目指す展開にならないかと期待しております。