前日の米国株市場で、大手半導体メーカーの下方修正を受け半導体関連株が売られたことが地合いを悪くし、主要株価指数が揃って下落。
これが東京市場にも波及し、日経平均は27955円で寄り付き下落してスタートしたのち、9時15分に27729円まで下落。
一時、270円程度マイナスとなりました。
その後は、日本時間今晩に発表が予定される7月の米CPIの結果を前に、買い手控えムードが広がり、安値圏でのもみ合いとなり、大引けは▲180円の27819円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.5兆円台でした。
日経平均は28300~28400円の壁を前にして一旦調整する動きか?
本日は続落で、日経平均は5日線(今日の時点で28035円)を割り込みました。
日経平均は8/8に28279円まで上昇し、6/9につけた戻り高値28389円に接近する場面もあったのですが、そこから下落し、28000円割れとなっています。
それに対して、TOPIXは8/1の1960.11が直近高値で、8/9に1952.95まで上げたのですが、8/1の高値水準まで戻ることができずに、下落する動きとなっています。
日経平均は8/8に高値を抜けたのに対して、TOPIXは8/9に8/1の高値を抜くことができなかったので、それが重しとなってか、昨日、今日と、2日続けて下落する動きとなっています。
なお、本日、日経平均は5日線を割り込んできたので、休み明けの8/12に8/4の引け値(27932円)を下回ると5日線が下向きに転換してくることになります。
5日線が下向きに転換してくると、8/8の28279円からの調整がやや深くなる可能性もあります。
が、日経平均は28300~28400円の壁を前にして一旦調整する動きと見ているので、下落した後に高値抜けに向けた動きになるではないかと考えています。