米7月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、インフレ懸念が後退したことが好感され、米国株が上昇。
これをうけて今日の日経平均は、28251円で寄り付き、400円以上高く始まりました。
その後もハイテク関連の値がさ株などに見直し買いが流入し、全体相場を押し上げて、今日は終始買い優勢の展開でした。
大引けは+727円の28546円で、大幅高で引けました。
売買代金は前日よりも増加して3.7兆円台でした。
ここからの戻りがどこまで続くのかは、より注意してみていく必要がある
本日は朝方に、従来から注目してきた3/25の28338円と、6/9の28389円を抜けて、28300~28400円処を超えると一段高となりました。
7月22日の記事で、
「ここからは3/25の28338円と、6/9の28389円の壁を超えられるのか、という所が焦点となります。
この壁を超えることができれば、昨日の記事でも書いたように、3万円回復に向けた動きが期待できる形になってくると考えます」
と書いたのですが、本日、この高値を超えてきたので、ここからは3万円回復に向けた動きになってくると考えます。
なお、本日、注目してきた28300~28400円処を抜けてきたので、次は、ここからの戻りがどこまで続くのかが注目されます。
これまでの高値は、昨年9月14日につけた30795円となるのですが、ここからの戻りでこの高値を大きく抜けてくることができれば、24681(3/9)からの戻りは上昇波動となるので、更なる上値追いが期待できることになります。
一方で、昨年9月14日につけた30795円の高値まで戻ることができずに頭打ちとなる、あるいは、当該高値を超えることができても、その高値近辺で上値追いの動きが鈍くなると、ダブルトップをつけて当面の天井をつけた可能性が強くなってくるので、その先は注意が必要になる形になるとみています。
したがって、ここからの戻りがどこまで続くのかは、より注意してみていく必要があると考えています。