前日の米国株式市場は下落。
これをうけて今日の日経平均は、28957円で寄り付き、29000円割れで開始。
その後、9時37分に28846円まで値を下げた後、11時15分に28999円まで戻しましたが、そこからもみ合いとなり、大引けは▲280円の28942円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
2000年以降の主要な高値をつけた時期をみると、TOPIX Core30が日経平均に対して先に高値をつける動きになっている
前日、日経平均は29000円台を7.5か月ぶりに回復したのですが、1日でそれを割り込む動きとなりました。
ただ、5日線(今日の時点で28890円)は維持しているので、上昇トレンドは継続する形になっています。
なお、日本株では、日経平均やTOPIX等の主要指数の動きは見ているのですが、それ以外にTOPIX Core30の値動きも見ています。
これまで、日経平均の高値は昨年9/14につけた30795円になります。
それに対して、TOPIX Core30の高値は今年の1/5につけた1022.43となっています。
2000年以降の主要な高値をつけた時期を日経平均とTOPIX Core30で比較してみた場合、いずれもTOPIX Core30が日経平均に対して先に高値をつける動きになっています。
1)ITバブルの時
TOPIX Core30が高値を付けた時期:2000年2月
日経平均が高値を付けた時期:2000年4月
2)リーマンショックの時
TOPIX Core30が高値を付けた時期:2007年2月
日経平均が高値を付けた時期:2007年6月
それに対して今回は、先ほど書いたように、日経平均が高値を付けた後に、TOPIX Core30が高値を付ける形になっています。
この点からすると、日経平均はまだ高値をつけておらず、これから昨年9/14につけた30795円を抜けてくる可能性があるのではないかと考えています。
なお、ここから日経平均が仮に高値を抜けたとしても、TOPIX Core30が今年の1/5につけた1022.43を抜けられない形になると、天井打ちとなる可能性がでてきて、要注意となるのではないかと考えております。