前日の米国株市場では中間選挙の結果判明を前に、選挙後の株高アノマリーを先取りする買いが優勢となり、主要指数は上昇となりました。
日経平均は27884円で寄り付き、前日並みで始まり、9時3分に27926円まで上げましたが、取引時間中に米株先物が冴えない動きだったことや、香港株や中国株が軟調に推移したことなどが投資家のセンチメントを冷やし、そこから下落に転じ、14時42分に27688円まで下落。
日中安値に近い水準で終わり、▲155円の27716円で終了。
日経平均は3日ぶりに下落となりました。
売買代金は前日並みで3.3兆円台でした。
昨日空けたマドを完全にうめて、更に下落してくると、25621(10/3)からの戻りが一旦止まった可能性も出てくるが‥‥
今日の日中安値は27688円まであり、前日空けたマド(27578~27704円)を一部埋めてきました。
ここから当該マドを埋めずに反転すれば、25621(10/3)からの戻りはまだ継続しているということになります。
一方、マドを完全にうめて、更に下落してくると、25621(10/3)からの戻りが一旦止まった可能性も出てきます。
11/7の記事で書いたように、30795(9/14)で高値をつけてからの調整局面の中で、戻り局面は過去に5回あり、この5回の戻りの日柄は、最短で12日、最長で41日。
内、3回が20~30日の日柄でした。
30795(9/14)で高値をつけて以降、6回目の戻り局面
前週末の米国株市場では、10月の米雇用統計が非農業部門の雇用者数の伸びが市場コンセンサスを上回ったものの、失業率が想定を上回る水準だったことなどで、FRBの金融引き締めに対する警戒感がやや後退して、株は上昇。この流れを受けて、今日の日経平均...
現状、25621(10/3)からの戻りは、昨日つけた高値27943円で、25日(両端入れ)となっています。
過去5回の戻りの内、3回の戻りの日柄が20~30日だったので、まだレンジ相場が続いている場合、ここで一旦戻りが終わる可能性もあります。
ただ、一旦戻りが終わったとしても、調整が終わった後は再び反転開始となり、昨日つけた高値27943円を抜けて28000円台のせを試す展開になると考えています。