前日の米国株市場で、パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見でインフレの伸び率鈍化に言及。
これを受けてFRBによる金融引き締め策が早晩打ち止めとなることへの期待が高まり、半導体などハイテクセクターを中心に買いを集め、ナスダック指数が2%の上げとなりました。
これをうけて今日の日経平均は、27453円で寄り付き、100円程度高い水準でスタートしました。
9時3分に27472円まで上げたのですが、そこから伸び悩む展開に。
9時15分に27338円まで下げて、マイナスとなる場面もあったのですが、そこから戻して引けは+55円の27402円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は2.8兆円台でした。
次の動きが出てくるのを待つ局面
FOMCを通過して、ナスダック指数は大きく上げたのですが、それに追随できず、小幅高で終了しました。
ただ、日経平均は続伸となりましたが、TOPIXは下落で終了。
騰落銘柄数も、値上がりが524銘柄に対して、値下がりが1242銘柄で、値下がり銘柄が優勢で、地合いとしてはあまりよくない1日でした。
引き続き、27500円処を前にして横ばいで推移する動きが継続しています。
なお、この横ばいの動きは1/26から始まり、今日で6日目となっています。
この間の日足も、小陽線が1本で、残りの5本はすべて陰線なので、いかにも上値が重いという動きになっています。
ここから、この横ばいの動きが続いて、日柄面での調整が完了して上に向かうパターンと、一旦下押ししてそこから上に向かうパターンが想定されます。
横ばいの動きが続いて、日柄面での調整が完了して上に向かうパターンの方が動きとしては強いという事になるのですが、現時点では、どちらのパターンとなるのか、想定しづらいところです。
ただ、いずれのパターンでも調整が完了したら、再度上方向に向かうと考えていますので、現時点では次の動きが出てくるのを待つ局面と考えます。