前日の米国株市場は、預金保護に関するイエレン米財務長官の発言を好感する買いが流入し、プラスで引けました。
ただ、東京市場では為替の円高が進行していることに加え利益確定売りも流入し、日経平均は27368円で寄り付いた後、10時8分に27257円まで下げ、160円程度マイナスとなる場面もありました。
その後は切り返す動きとなり、14時48分に27397円まで戻した後、大引けは▲34円の27385円で終了。
日経平均は、小幅に続落となりました。
売買代金は、2.5兆円台でした。
円高進行を嫌気して、再び安値試しの展開となるか
前日の米国株市場で、NYダウは400ドル以上上げた後、上げ幅を縮小して引けたので、まだ不安定な動きが続いているという形になりました。
今日の日経平均は続落となりましたが、そこそこ底堅い動きではありました。
しかし、夜間市場に入って、ドル円が130円を割れるなど、円高が進行する動きとなっていることから、日経平均先物は一時26850円をつけるところまで下げてきています。
この動きからすると、日経平均は26632(3/16)の安値から27520(3/22)まで戻したものの、まだ調整は完了しておらず、再度26632(3/16)の安値を目指す方向で下げてくる可能性もあるように思われます。
仮にそうなって、26632(3/16)の安値を再び割れてきた場合、日経平均が安値をつけるのは、3月16日の記事で書いた、4月3日~21日になるのかもしれません。
日経平均は2021年から、おおむね14~16週間隔で安値をつけるサイクルが繰り返してきており、前回安値を付けた25661(1/4)から14週目(両端入れ)が4月3日~7日の週。
16週目が4月17日~21日の週となります。
ちなみに前回の週足サイクルは、25621(2022年10月3日)から14週目の25661(1/4)で安値をつけました。
よって、4月は安値をつけて反転するタイミングとして注目される月になると思われます。