前日の米国株市場では、3月のADP雇用リポートや米ISM非製造業景況感指数がいずれも低調で、米景気先行きに対する警戒感から、ハイテク株や景気敏感株などへの売りが目立ちました。
これを受けて今日の日経平均は27589円で寄り付き、200円以上下げて開始。
27609円で日中高値をつけたあと、下げ幅を拡大する展開となり、14時27分に27427円まで下落。
そこからやや戻して、大引けは▲340円の27472円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は前日並みで2.8兆円台でした。
26632(3/16)からの戻り局面の中での反動安という見方がメインシナリオ
昨日の日中安値27788円に対して、今日の同高値が27609円なので、180円程度マドを空けて下げる形になりました。
日経平均は昨日もわずからながらマドを空けて下げているので、これでマド空けでの下げは2日連続。
明日もマドを空けて下げると、また三空での下落となるのですが、今のところ夜間市場で日経平均先物は反発しているので、このままいくと三空での下げとはならなそうな感じです。
なお、三空での下げが示現するのは珍しいのですが、去年と今年ですでに2回発生しています。
明日またマドを空けて下げると、今年で2回目の三空での下げが示現する形になるので、それはそれでかなり珍しい事態となるのですが、今のところ、そうとはならなそうです。
さて、昨日に続いて本日もマドを空けて下げ、25日線(今日の時点で27739円)を明確に割り込んできています。
ここからさらに下落して200日線(今日の時点で27370円)や、75日線(今日の時点で27214円)も割れてくると、26632(3/16)から戻り基調にあるとする見方も怪しくなってくるのですが、今のところは26632(3/16)からの戻り局面の中での反動安という見方を主軸としています。