前日の米国株市場で、NYダウが6日続伸し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も上昇したことで、投資家心理が改善。
今日の日経平均は、32457円で寄り付き、60円程度高い水準でスタートしました。
9時24分に32714円まで上昇したものの、そこから戻りに押されて、13時8分に32338円まで下落し、一時マイナス圏に落ちる場面もありました。
ただ、そこから切り返す動きとなり、大引けは+102円の32493円で終了。
日経平均は反発となりました。
売買代金は3.1兆円台でした。
日経平均が上昇局面に回帰していくためには、早期に25日線を回復する必要がある
日経平均は31791(7/12)から切り返す動きとなり、7/13に5日線を超えて、翌7/14から同線は上向きに転じています。
5日線の上昇傾向は本日も継続し、引け値で同線を上回るのは3営業日連続となっています。
ただ、7/14に32780円まで戻したものの、そこから押し戻されて、そして、本日も32714円まで上昇したものの、そこから戻りに押される展開となっており、戻りが鈍い印象を受けます。
31791(7/12)の安値から上昇局面に回帰したのか、あるいは、31791(7/12)の安値からの上昇はあくまでも調整過程の中の一時的な戻りに過ぎないのか、現時点ではまだ判断に迷うところです。
日経平均が上昇局面に回帰していくためには、早期に25日線を回復する必要があります。
現状、25日線は32970円に位置しているので、まずは、7/14の32780円を超えて、25日線も比較的早期に抜けてくれば、上昇局面に回帰という見方が強くなってくると思われます。
一方、25日線を早期に回復できないと、まだ調整局面が継続しているという見方が強くなってくると思われます。